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ソース接地回路(36)

(C)カレントミラーを使ったソース接地回路のF特

 これまで抵抗を負荷としたソース接地回路でF特を見てきました。
しかし実際にはカレントミラーを使ったソース接地回路がほとんどのため、その場合のF特を把握する必要があります。

といっても、カレントミラーである MOS トランジスタの寄生容量を足していくだけです。例えば、入力トランジスタが NMOS の場合で見てみます。

ele10_76.jpg

PMOS にも寄生容量 Cgs, Cgd, Cdb の3つがあります。
(Cdb はウェル(MOSトランジスタの動作(11) )との容量となるので対極は VDD です)
このうち、ソース電圧が VDD, ゲート電圧がダイオード接続からの固定電圧(ソース接地回路(12))なため、Cgs にはアナログ信号が入りません。つまり、小信号等価回路上では Cgs は無視します。また、Cgd, Cdb の対極が直流電圧なため、小信号等価回路上では対極は接地になります。

ele10_77.jpg

これを組み込んで整理すると、もともと NMOS の Cdb だけだった負荷容量に Cdbp と Cgdp が足されただけの形となります。つまり、カレントミラーを使ったソース接地回路のF特も抵抗を負荷と同じように考えられるということです(極の位置は違いますが)。
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目標であったオペアンプの設計に6年かけて到達しました。ここからは応用的な内容を書ける限り書いていきたいと思います。

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