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オペアンプの仕様(7)

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スルーレート
 出力電圧がどれだけ早く変化できるかの指標の一つです。入力電圧を急激に(通常は矩形波=パルス波状に)変化させた際の出力電圧の変化を測定します。スルーレートの場合、1usで何V出力が変化するか?(単位:V/us)を測定します。スルーレートは出力端子にどれだけの負荷容量をつけるかで変わるため必ず記載があります。このデータシートでは、CL=20pF となっています(この負荷容量をあえて接続して測定しているということです)。

ele11_24.jpg

このデータシートには入力信号の変化が大振幅の波形と小振幅の波形が記載されています。大振幅のスルーレートはテイル電流源の電流値と位相補償容量の値で決まるため、立上がり(rise といいます)と立下り(fall といいます)の波形がほぼ同じになっています。小振幅の波形は出力信号の安定度が確認できます。今回のオペアンプの位相余裕が50°となっている(次項目で説明します)ため、出力が変化した後にリンギングと呼ばれる出力波形の乱れが2回弱発生しています(このあたりの詳細は 8Tr2段オペアンプの設計(24)で)。
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Author:たみひかのろ
見にきてくれてありがとう
目標であったオペアンプの設計に6年かけて到達しました。ここからは応用的な内容を書ける限り書いていきたいと思います。

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