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8Tr2段オペアンプの設計(29)

これで位相補償回路がないとほとんど使えないことが分かりましたので、対策をしていきます。

まず、ボード線図をどうしたらいいのかを考えます。発振条件 1+Aβ=0 にて、βは1以下の正の値なので、位相が 180°遅れた時、増幅率Aが1倍(=0dB)より小さければ、どのような回路を組んでも必ず 1+Aβ>0 となり発振しません。更に位相余裕を取る必要があることを考えると、例えば位相余裕を 45°取ると決めたのであれば、

 増幅率Aが1倍(=0dB)の時、位相の遅れを 135°(=180-45)にする

とすれば、安定した負帰還回路を組むことができます(ここでは A=0dB を基準にしていますが、この場合はどのような負帰還回路でも組めるという条件となります(この条件で組んだオペアンプは汎用オペアンプと呼ばれます)。ある特定の負帰還回路専用にオペアンプを設計する際は A=1/β を基準とすることになります)。

ele11_71.jpg

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目標であったオペアンプの設計に6年かけて到達しました。ここからは応用的な内容を書ける限り書いていきたいと思います。

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