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8Tr2段オペアンプの設計(35)

ゼロ点は入力信号がミラー容量を通って出力側に流れることで発生します(ソース接地回路(32))。ということは、ミラー容量を必要以上に電流が流れないように出来ればよさそうです。電流を止める=抵抗 ですから、ミラー容量に直列に抵抗をはさみます。あとは、抵抗の値をどうすればいいかです。ゼロ点の周波数は出力段の 1/gm とミラー容量の容量値の積でした(ソース接地回路(35))。もともとハイパスフィルタの遮断周波数は対応する抵抗と容量の積(ソース接地回路(34))でしたので、ゼロ点の場合、対応する抵抗は出力段の 1/gm になります。この値の抵抗 Rz をミラー容量にはさめば、容量からの電流が出力段の電流源からの電流を超えることがないため、理論上、ゼロ点はなくなります(正確には、ゼロ点の周波数が無限大に移動します)。

ele11_78.jpg

実際に抵抗 Rz=1.4kΩ をはさんだ場合のボード線図を以下に示します。

ele11_79.jpg

位相余裕は 45°確保されています。

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目標であったオペアンプの設計に6年かけて到達しました。ここからは応用的な内容を書ける限り書いていきたいと思います。

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