FC2ブログ

8Tr2段オペアンプの設計(36)

ちなみに Rz が 1/gm より小さい場合、ゼロ点を高周波に飛ばす力が弱いため、位相の遅れが残ってしまいます。逆に、Rz が 1/gm より大きい場合ですが、周波数が十分大きくなる前に Rz の値が Cc のインピーダンスより大きくなってしまいます。この場合、Rz による電流の経路ができてしまうため、ボーデ線図上“盛り上がり”が発生します。

ele11_81.jpg

位相余裕は大きく確保できるように見えますが、出力段のソース接地回路の増幅率がなくなると、急激に位相が回ります。シミュレーションのモデルは寄生容量が完璧に盛り込まれていないので、急激に位相が回る現象は実際に IC を作った場合に発振する危険性があります。実際にはこの“盛り上がり”が起こらないよう抵抗を調整することが無難です。

ele11_80.jpg

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

いま何時かにゃ~
これまでの来場者数
単語の検索はここで
プロフィール

たみひかのろ

Author:たみひかのろ
見にきてくれてありがとう
目標であったオペアンプの設計に6年かけて到達しました。ここからは応用的な内容を書ける限り書いていきたいと思います。

ツリーカテゴリー
リンク
一休みにどうぞ
by mitti0